NEWS 033/ 東北での展示のお知らせ。他

さぁ4月なんですね。こちらではまだ雪も残っていますが、どんどんそれが溶けてなくなっていく様を見るのはいかにも北海道の春らしくて好き。な私。

さて、私にとって初めての東北での展示が現在開催中です。

岩手県花巻市東和町の土沢商店街で行われている『まちてくギャラリー』のプロジェクトに参加しました。

決してというか全く派手さのない地味な展示ですが、このプロジェクトには私にも感じ入るところがあり参加を決めました。２名の展示作家ごとに作られる記録小冊子に、このプロジェクトについて書かれた文章があったので引用します。筆者はこのプロジェクトの代表である菅沼緑氏です。

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岩手県花巻市東和町の土沢商店街の22ヶ所に、はがき大の作品写真を３枚づつ展示をする『まちてくギャラリー』

商店の外壁だったり、民家であったりしますが、街を歩けばそこにある『美術の片鱗』

日常のテリトリーにひっそりと紛れ込む非日常の美術などです。

どれほど気張ったところで日常の中でそれをひっくり返すことなどできません。

むしろ非日常を日常化することの重さの方がひしひしとしみ込んできます。

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美術は世界を変え得ると信ずる私ですが、もちろんそれは簡単なことではありません。

しかしそれを変えていくのは決定的な一つの何かではなく、こういった地味ではあっても根気強く続き、繋がっていく活動の集積ではないでしょうか。私はそう考えます。

にしても地味ですわな（笑）いや、これも大切なことと思います。

22ヶ所に3点ずつですから全66点ですね。今まで撮りためつつも発表していなかった作品にも陽の当たる良い機会になりました。記録冊子には作品評として大変力のこもった文章を寄せていただきました。本当に嬉しい限りです。菅沼さん、本当にありがとうございました。

菅沼さんは今年の秋に札幌で展覧会を開催されるのだそうで、まだまだこの余波は続きそうな予感です。

それも本当に楽しみ。

それから、『東北での展示のお知らせ。他』の『他』の方ですね。

現在開催中のギャラリーいその（鮨いその）での展覧会もいよいよこの週末で終了します。

2ヶ月にわたる長いと思われた会期も、過ぎてみればあっという間ですね。

未見の方はぜひ足をお運びください。今展で初出しの新作は、本当に見てもらいたいもののひとつです。 2009年から続けてきたこの作品シリーズのひとつの着地点となるものになったと思います。

また、3月12日に行われたレセプションにご参加くださったお客さま、ありがとうございました。

ゆったりと作品を楽しんでいただき、さらにお寿司をいただけるという面白い催しになりました。

みなさん楽しんでいただけたようで、私にとっても本当に嬉しい時間でした。

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藤倉翼展 neon-sign

2017年2月14日から4月16日まで

18:00~24:00

鮨いそのギャラリー（鮨いその）

札幌市中央区南2条西7丁目8-2 南2条ビル1F

011-272-2070

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写真は2月14日から3月11日までの前期展示の様子です。現在は新作と入れ替わっています。

お近くの方もそうでない方も、美味しいお寿司とともに作品を楽しむ時間をぜひどうぞ！早めの時間は予約されることをおすすめします。