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NEWS 014 / 展覧会が開催中です。

京都にて開催中の、藤倉翼写真展「ネオンサイン」。 初日のオープニングトーク、2日目のギャラリートークを終えましたが、10日までの会期中のお客さまのお越しをお待ちしております。

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今回は私の写真作品をネオンそのものへ戻してしまうような発光額装は使用せず、あくまで写真としてのスタイルを追求するものとしました。

前述した発光額装が出来上がったときの「まるで生き返ったようだ!」という驚きの感情を通して、私はこの作品との向き合い方を常に模索してきました。夜の街を新たに再構成する発光額装と、極力フラットに/あくまで平面の視覚芸術としての作品を追求した今作は、私の作品をより強くするための探求としては全く同じものであります。 この気付きを投げてくださったのは、今展のキュレーションを担当された菊田樹子氏でした。経験豊富な氏の多数のアドバイスにより、私の作品、展覧会の完成度がまた一段引き上げられたことは言うまでもありません。

今回プリントに使用した和紙は、和のテイストを求めてのセレクトではありません。あくまでフラットに/マットに、きらびやかな実物のネオンと正反対なものに落とし込むことによって、現物を撮影し、プリントとする意味や効果を。。。 あ〜いよいよ疲れてきました。とうとう旧ウェブログのような文体での語りにチェンジしたいと思いますね。あ〜あ。 つばさにとってこの作品って、平面ガエルのぴょん吉くんみたいなものなんですよ。 わかりますかぴょん吉くん?? ぴょん吉くんは平面になっても元気に生きていますが、つばさにとってネオンを撮影して写真にすることは、なんだか現物のネオンを現地から引きはがし、殺しているような気がするのです。 それを生き返らせたものが、発光額装という考えだったんですよね。 そこに、それではつばさが実物のネオンをリペアなりレストアして展示するのとはどう違うのか、写真としての意味は?という問いを投げてくださったのが、キュレーターの菊田さんでした。 この答えはまだ出せてはいませんが、この展覧会はつばさにとってその回答のひとつのつもりでもあります。どうですかね〜

いや〜写真というのはあ〜んまりにも興味深く、そしてつばさを悩ませる。 悩み考えることは結構キライじゃないんで、もうちょっとがんばってみましょうね。

いやはや写真は楽し!

ちょっとたまにはテクニカルな話題も。 今回プリントに使った紙は、阿波紙インクジェットペーパー http://www.awagami.jp/products/aijp/index.html の楮-厚口-白です。 この紙、表面のコーティング層が薄く、紙のテクスチャーが良く出るのに 写真用紙としての性能も高く、驚きました。 和かつ雅な感じの生成と、しっかりした白の両方を選べるというのもお気に入りポイントです。 最近いろいろな方によく使われている、んですか?? そんなことも聞きますが、つばさもお気に入りの紙になりましたので

和紙でのプリントを考えている方は、候補のひとつにオススメですよ。

まぁサンプルをお願いしたときの送料の高さには驚きましたけどね!笑

え〜あんまり書いちゃうと展覧会の終わりのエントリーに書くことがなくなっちゃいますので、きょうはこのへんにしときましょうかね。

ではみなさんまた ごきげんよ〜。

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