top of page

NEWS 007 / 新作額について。

先日初お披露目となった新作額。 内部に仕込んでいる照明ユニットの点灯、点滅の様子がわかる動画を作りました。動画サイトの仕様により残念ながら実際の様子とは似て非なるものですが、だいたいの雰囲気はわかっていただけるはずです。 プリント、額制作、内部照明制作と、複数の方々の協力によってクオリティの高い作品となったことには感謝でいっぱいです。本当にありがとうございました。

プリント制作は毎度おなじみのカメラの川田さん。透過率が高い上にプリントクオリティも高い用紙を探してほしいという私からのお願いにも、実に的確なセレクトにて応えてくださいました。 額の制作も、これまた毎度おなじみのDesign Studio Shimadaさん。こちらの島田さんは日本人で初めてスウェーデンにて家具マイスターの資格を取得された方です。私との出会いは友人のデザイナーからカタログ用の写真撮影を依頼されたことが最初でした。彼の実にストレートで正確、そして美しい仕事は、この作品にネオン職人と木工職人それぞれのクラフトワーク、ひいてはより力強い職人讃歌とでも言うような新たな側面をも生み出しました。 私と友人で試作した内部照明を大幅にブラッシュアップしてくれたのは友人のYoshisato Komakiさんです。LEDをマイクロコンピュータで制御するというアイデア自体は私にもありましたが、なかなかハードルが高く今回は見送らざるを得ないと考えていました。 しかし機会がありプロトタイプの内部照明を彼に見せたところ、即座に「できるよ?やろうか?」の声。どこで誰がどんな強いスキルを持っているかなど、わからないものですね。 いつも途方のない私のアイデアの実現に力を貸してくれる、古くからの友人であるTakeshi Kuwashimaにも感謝を。彼の冷静かつ的確な仕事の進め方は私とはまるで反対で、いつも関心させられています。 ステートメントにもありますが、この作品の意図は私自身のさまざまな角度からの考察からも導き出される、ネオンサインに対するオマージュという一点につきるものです。

ホンの気付きから始まったこのプロジェクト。少しずつ力をつけてきていると確信しています。 ​言葉にしてしまえば簡単なことかもしれませんが、”ネオンサインに対するオマージュ”ということから見えてくる新しい世界があると思います。それをみなさんに感じていただけるよう、より多くの展覧会を通して伝えていきたいと考えています。

bottom of page